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私流鑑賞法

Posted by allan on January 3, 2017 in Uncategorised | No Comments

展覧会場では、全体を一回り見てから、再度、印象に残った絵をじっくり観るように しています。それが、最初の対話の始まりです。 絵画にはタイトルがあり、簡単な説明文があるものもあります。 絵そのものが語り部なので、何も無い方が良いと言う人もいます。 一方、作品のタイトル・説明文を読み、その背景や意図などを知る事で、 より理解が深まり、共鳴感が増すこともあります。 距離を変えて観る事で、主題、技法、彩色などの見方も変わってきます。 近くで観るとテクスチャー、タッチなど作品の感触が感じられます。 少し離れて観ると、構図・奥行き・色合いなど全て溶け合っているのがみて取れます。 そこには、ある種のリズム感があり、主役がはっきりしてくるのでドラマチックにすら 思われてきます。 心をカラにして絵をみていると、想像力すら超えた何かが自分に訴えてくることがあります。 また、リラックスさせてくれる心地よさから離れ難くなることもあります。 忙しく単調な生活に追われ、つい実用性ばかり求めてしまう日々にあって 芸術は精神世界との感動的な出会いをもたらしてくれます。   My Appreciation of Paintings When I go to an art gallery I have my own way of looking at the paintings. I like to look around the whole gallery first and if I’m attracted to a painting I will […]

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